ツール ド 美ヶ原

結果は1時間31分ちょっと。53位/98名 @男子Aカテゴリ
だったと思う。近いうちにちゃんとした結果が見れると思う。


またしても半分以下の成績となってしまった。
しかたない。研究室に入ってからはまともに運動してなかったわけだし、これでまともに走れたら日々トレーニングしてる人に申し訳ないまである。思えば筑波大サイクリング部にとっての聖地的な不動峠にも、大学3年を最後にこれまで一度も拝峠に行ってない。近いうち悔い改めに、お参りに行きたいものだ。


今回は富士の時の反省から、なるべく上半身を意識して使ってみた。というか使わないと無理。
浅間温泉から美鈴湖までの坂が激しすぎる。これを大会のコースに選んだやつ頭おかしいんじゃないか!?と誉めちぎりながら登ってた。
今のギヤの一番軽いのでF39:R25なんだけど、これじゃかなりいっぱいいっぱい。コンパクトドライブにしておくんだった…
最後は脚がリミットしてしまい、心肺は全然追い込めなかったのが悔しいし、物足りなさを感じてしまう。


私が大学で初めて組んだ自転車は、MTBクランクの一番内側のギヤを外してトリプルを無理矢理ダブルにし、ロード用の変速機に合わせてあるというイロモノで、F42-32というロードにあるまじき超軽いギヤを選択できた。
当然トップスピードは遅いものの、登りでは実に強い。まだ脚力のなかった大学1年の私にはツーリングにぴったりな良いマシンになった。
今現在の脚力がもうない私にはそんなギヤが必要なのかもしれない。
トリプルギヤはたとえ足が攣って倒れたとしても嫌だけど




ツールド美ヶ原の面白いところは激坂があるかと思えば平坦、さらには下っちゃうような区間があるところ。
最後の方、思い出の丘のあたりからゴールまでの数kmの間、「ああ、ここが美ヶ原と名づけられる訳だ」と素直に納得するほどに素晴らしい景色が広がる。ここでは美景と合わせて下りなためにスピードとともにテンション急上昇。そこではもう思いっきりアウタートップに入れて回す回す。ヒルクライムの大会で50km/h出すとは思わなかった。


ここでひとつ心残りとなってしまったのがサイクリング部のひと世代上の先輩のこと。
このあたりで後ろをチラッと見たらオリーブ色のランドナーが迫っていた。一目でわかる。オリーブ色のランドナー
ツーリストにとって一番判りやすい称号、全県制覇を成し遂げている偉大な先輩。しかもそのタイヤ跡はつくばから日本全国に繋がっているという。
この先輩は別カテゴリーなので数分後にスタートしてるはず。それなのに追いつかれてる!


「チクショー!」


聞こえたかどうかは判らないが、そう叫び鞭を入れる。これからの下り区間までランドナーに詰められたらロードに乗ってる意味が無い。
自転車の性能差がタイムの決定差ではないというのは過去の私が証明しているが、それでもギヤ比が違うのだよ。ギヤ比が。
F52:R13にぶち込んで脚に力を入れる。多分千切れたと、思う。最後の追い込み、そして…


エルゴブレインを見ながら1時間30分を切れると思いながら残り距離を詰めていたが、最後の最後の最後の坂で脚が止まった。氏ね!
無理矢理上半身で持っていったが数秒を切れなかった。くぅやぁしぃぃぃ





ゴールしたあとゲートに戻って先輩を探しに行ったが結局見つけられなかった。
体を落ち着けるために広場でクルクルしてたうちにゴールしちゃったか?うううむ。